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【世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか】(山口 周 著)の読書メモ

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なぜこの本を?

「美意識と仕事の関係性」が予想できない分、この本に興味がわいた

  • 山口 周さんの本はすでに何冊も読んでいてファンだった
  • 「読書をしごとにつなげる技術」が好き
  • 山口 周さんのおかげで読書習慣がみにつき、その言葉を信頼している
  • 「美意識」という言葉に違和感と興味を感じた
  • 美意識がどう仕事の役に立つのか、関係性が見えない分、興味がわいた。
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何を学んだ?

意思決定の3要素

企業が市場で勝ち抜いていくためには、Artを意思決定の上位にもってくるべきである、といいます。

隆盛を極めたアップル社におけるスティーブジョブズがArtで会社の未来を切り開いたのがその象徴です。

  1. Art(美意識)
  2. Craft(技術)
  3. Science(論理)

レッドオーシャン

しかしScienceが企業の意志決定の上位にくると、その企業はおそかれ早かれレッドオーシャン化する市場で価格競争に巻き込まれることになります。

ScienceやCraftはこの情報化社会においては容易に模倣されてしまうからです。

日本企業の苦境

日本の企業の多くはArtを重視しません。

Artにはアカウンタビリティ、説明できる要素がほとんどないため、意思決定の場でその優位性を主張することが難しいためです。

結果的にScienceの論理性に従い意思決定をしてレッドオーシャンに飛び込んでいくことになり、日本の企業の多くがレッドオーシャンでもがきつづけています。

Scienceと言い訳

Scienceの論理は言い訳にも使えます。

意思決定後の結果が思わしくなかった場合でも「あの時の論理は正しかった」と批判をかわすことができるため、なおのことScienceは意思決定の場で優位に立つことができます。そこにArtが立ち向かい勝利することは難しいでしょう。

システムの理想像

「Artが計画し、Craftが実行、Scienceが検証」するシステム

  1. Art(美意識)
  2. Craft(技術)
  3. Science(論理)

このピラミッドが最強の意志決定ということになります。

もちろん、それぞれが高い能力もち連携することが条件になります。

企業のコンプライアンス違反

日本の企業の多くは価格競争に巻き込まれています。

上司は部下に業績アップの指示をだして数字を求めますが、それが可能な方法を与えてはくれません。

結果コンプライアンス違反が横行し、正当ではない方法で結果を出して良しとします。

企業の行動理念の上位に美意識がないかぎり、コンプライアンス違反は増え続けることになります。

どう変化した?

美意識をトップにすえる

自分の意志決定においても「美意識」を最上位に据えたいと考えるようになりました。

例えば富士登山。

私は2023年8月12日に、富士山の頂上まで初めて登りました。

1日目、車で500km走り、富士山の近くまで移動。
2日目、富士登山
3日目、車で自宅へ帰る

ということをしました。
「山頂に立ちたい」ただそれだけの理由を優先して行動しました。これもArtと美意識を最優先にした行動ではないでしょうか。

富士登山には様々なものが必要で、1年間かけて準備して実行しました。

  • 知識。無事登山を完了するために必要な知識
  • 技術。登るために必要な道具と使い方
  • 体力。壊れない体づくり

これらすべてを準備して計画を実行しました。しかしなにより大切だったのは「山頂に立てたらいいな。」という単純な気持ちでした。それを実行するために技術や能力を身に付け、また成功させるための知識や思考を習得しました。これらはArtが主導するCraftとScienceの連携と言えます。

この本を読んだ影響で、自分の夢が1つ叶ったと思います。

以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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