「文章術?めんどくさっ。」「書けるよ?好きに書くから。」と思う人は、ちょっと前のワタシと同じです。
今のワタシは「一つ学べば、一つレベルが上がるぞ」「もっと文章術おしえて」という意見です。
安心してください。文章術と言っても、「大量知識のセット販売」じゃありません。ヒント一つで、あなたの書く文章は一つレベルアップします。
でも文章のレベルアップとは何でしょうか?
「誰かを幸福にするチカラがアップすること」だと、この本↓を読んで考えるようになりました。
文章で誰かを幸せにする。そのための「ヒント」をこの本はいくつも与えてくました。きっとそういう本はまだたくさんあるのでしょう。そのうちの一冊に出会えたワタシは、少し幸せになれたと思います。
この本で「何」が学べる?
エンパシーライティング
つまり「エンパシーライティング」がこの本でいう文章術です。
この本を閉じて背表紙の反対側を見てください。何も書いてないページの積層を、です。
全体は白ですが、中盤あたりのページの積層が灰色に見えます。
そこがこの本の中核「エンパシーライティング」の説明部分です。
この本の左側のページを見つめながら、パラパラめくってみて下さい。
本の中盤あたりで、同じような図が連続で目に飛び込んでくると思います。
パラパラ漫画。そんなイメージで感覚的に理解できます。もちろん詳細は本文を読んで欲しいところですが、パラパラ見ただけでも「ああ、言いたいこと分かる。」と感じるかもしれません。
この本でいう文章術とは何か、最短で知りたい方はパラパラしてみてください。
その他。面白かった「ヒント」は?
ヒント一つで文章のレベルが一つ上がるとワタシは感じています。
ワタシ自身が絶賛学習中の文章術ですが、文章力に自信がもてない読者様にもたくさんのヒントを知ってほしいと思います。
そこで以下にこの本で得たヒントを列記しておきます。
- とある田舎の、無人野菜販売所のポップ。「必ずお支払いください。入ってないとガッカリです。」
- 建築家が設計で考えるのは、そこに来た人の気持ち。家の入り口に立った時、中に入った時、外に出ていく時の気持ちである。(本の著者は大学の建築科の出身)
- 建築家は柱や壁を作っているのではない。空間を創造している。
- 木のデッサンを書くなら、木そのものよりも、木を含めた周囲の雰囲気を書く。
- 気持ち、空間、雰囲気。形のないモノにも人の幸福が宿る。実体だけではない。
- 文章で書きたいのは人が幸福になる筋道。形のある文章のスキマに、形のない人の幸福を宿らせたい。
- 曲を奏でるなら聴衆の一人だけを狙え。一人のためだけ曲を奏でよ。
- 聞き手にとって、自分のためだけ演奏なら感動が生まれやすい。
以上のヒントを、この本を読んでワタシは得ました。今現在もこのヒントをこの文章に活かしているつもりです。
次にこの本を読み返せばまた新たな発見があるかも知れませんね。
この本を「読まないことを」選びますか?
以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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