目次
ヒッグス粒子
- 英語: Higgs boson
- 素粒子の一種。
- 一部の粒子の質量の起源を説明する理論であるヒッグス機構において存在が予想された
- 2011年以降にヒッグス粒子の存在が観測された
- 他にも様々な呼称がある。
ヒッグス機構
- 理論の名前。組織の名前ではない。
- 粒子の質量を説明する理論
- 1964年にエディンバラ大学のピーター・ウェア・ヒッグスが提唱
- 「自発的対称性の破れ」の考えに基づく理論
概要
- ヒッグス機構においては、ヒッグス場と呼ばれるスカラー場が導入され、それに対応するスカラー粒子も同時に導入される[注 1]。これをヒッグス粒子と呼ぶ。
- ヒッグス粒子はスピン0・電荷0 のボース粒子。
- ヒッグス機構の模型に対応するヒッグス粒子が存在するかどうかの実験的検証が鍵
- ヒッグス粒子という言葉は、広い意味ではヒッグス機構において現れる粒子のこと
- 特に標準模型(ワインバーグ=サラム理論)のヒッグス粒子を指して使われる場合が多い。
- 標準模型においては、ウィークボソン(W±,Z)はヒッグス機構により質量を獲得しているとされ
- クォークやレプトンもヒッグス場との相互作用を通して質量を得ているとされている。
スカラー場
- 数学および物理学
- 空間の各点に数学的な数やなんらかの物理量のスカラー値を対応させた場
- スカラー場には「空間(あるいは時空)の同一点におけるスカラー場の値が、観測者が同じ単位を用いる限りにおいて必ず一致する」という意味で座標に依存しない (coordinate-independent) ことが要求される。
物理学で用いられるスカラー場の例
- 空間全体にわたる温度分布
- 液体の圧力分布
- ヒッグス場のようなスピンを持たない量子場
スピン=スピン角運動量
- spin angular momentum
- 電子をはじめとする量子力学上の素粒子や複合粒子の固有の「角運動量」とされる波動特性
- 呼称は古典的な物体のスピンに由来。
- 量子力学上のスピンには何かが回転しているといった意味は無い
- 物体の回転と関わりがあることは否定されていない。
- 単位は古典的スピンと同じ[N m s]や[J s]
- 多くの場合、換算プランク定数ℏ{\displaystyle \hbar } との比である量子数で表す。
- なお、粒子の回転運動に由来する角運動量は軌道角運動量と呼ばれる。
- スピン角運動量と軌道角運動量の和を全角運動量と呼ぶ。
フィリップス曲線

- Phillips curve
- 経済学において物価と失業の関係を示したもの。
- アルバン・ウィリアム・フィリップスが1958年の論文の中で発表した。
よく知らないコトバ
おくびにも出さない
- 噯(おくび)にも出さない
- 物事を深く隠しす
- 口に出さない
- それらしいようすも見せない
- おくびにも見せない。「自分の苦労など—◦ない」
おくび
- げっぷ。
- 腹の中にたまって出てしまいそうなもの。
- 胃にたまったガスが口から外に出るもの。
- 【×噯/噯=気】
トレード‐オフ【trade-off】
- 両立しえない経済的関係
- 一方を追求すると他方が犠牲になる
- 失業率を低めようとすれば物価の上昇圧力が強まり、物価を安定させようとすれば失業率が高まる
鬼籍に入る(きせきにいる)
- 死んで鬼籍に名を記入される。
- 死亡する。
- [補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
- 【鬼籍】死んだ人の名や死亡年月日を書きしるす帳面。過去帳。点鬼簿。
- 過去帳:寺で、檀家 (だんか) ・信徒の死者の俗名・法名・死亡年月日・年齢などを記入しておく帳簿。鬼籍 (きせき) 。点鬼簿 (てんきぼ) 。鬼簿。冥帳。
傍目八目 おかめはちもく
- 【▽傍目八目/岡目八目】
- 《他人の囲碁をそばで見ていると、対局者よりも冷静に手が読める意から》
- 第三者のほうが、物事の是非得失を当事者以上に判断できる
- [補説]「対局者よりも8手先まで見通せる」とする解釈が広く行われているが、目 (もく) は手数を数える語ではなく、地 (じ) (石で囲んで自分のものとした部分)を数える語であるところから、「観戦者は8目分、得をする手を思いつく」の意とする説もある。
さっぱり知らないコトバ
開陳
- かい‐ちん
- [名](スル)人の前で自分の心の中をありのままに述べること。「所信を—する」
所信
しょ‐しん【所信】 の解説
信じている事柄。信ずるところ。「—を述べる」「—表明」
鎧袖一触
- がいしゅう‐いっしょく
- 鎧 (よろい) の袖が一度触れたぐらいで、簡単に敵を打ち負かすこと。
白眉 はくび
- 多数あるもののうち、最もすぐれているものや人のたとえ。
- 「印象派絵画の—」
- 白いまゆ毛。
- 《蜀 (しょく) の馬氏の五人兄弟はみな秀才であったが、まゆに白毛のある馬良が最もすぐれていたという、「蜀志」馬良伝の故事から》
掉尾の一振
- とうびのいっしん
- 年末の株価が上昇する様子
- 理論的根拠があるわけではありませんが、よく当たる相場での経験則(アノマリー)のひとつと言われています。
- 株式相場の格言。
- 「掉尾」は「物事や文章の終わりに勢いをふるうこと、また最後」という意味
- 年末にかけて株価が上昇する期待感を込めて用いられます。
- ちなみに掉尾の一振として株価が上がる要因は以下の通りです。
- 機関投資家などの含み損解消による株式売却が一段落する
- 節税対策による株売りが終わって需給が好転する
- 年金基金やファンドなどの期末を迎えたお化粧買い
- 新年相場への期待
自信がないコトバ
訝しむ
- いぶかし
- 不審に思う。
- 「突然の来訪を—・んだ」
ホワイト‐カラー【white-collar】
- 《白い襟のワイシャツを着ているところから》
- 雇用従業員のうち、知的・技術的労働や事務・販売の仕事についている者。→ブルーカラー
ブルー‐カラー【blue-collar】
- 《青色の作業服を着るところから》
- 生産の現場で働く労働者。
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